いろんな意味で どきっぽ！デー。

「旧長、愛してるよ」


あなたは今まで何人にそのセリフを囁いてきたのかしら。




「そう」


特に感情をこめることなく返事をする。
彼は満足そうに通り過ぎた。




―――知ってるのよ。
あなたがいつもどこか別のものを視ていること。


でもそれに対して何も言おうとしない私。
あきらめてるの？
応援してるの？
―――自分でもわからない。

ただ、赦してしまう。理由もわからず。
私は構わないのよ。あなたがどこを視ていようと、あなたの自由。

「あなた」だから。
「あなた」こそだから。






私はただ彼の背中を見送った。
その手に私の微積のプリントが握られていることなど 痛いほど承知の上で。



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…できる微積は自分の力でやろうね、ギシくん。
しかし彼にはいつも勉強教えてもらってるので、まぁいいや。
だから うん、まぁ、そうね。ズーシミくんだとちょっと許せないかな(笑)

いや でもプリント見せただけで 愛してると言われるのは安いな(どんな損得勘定)



のちに、ギシくんとは物理の時間にお互いにシンパシー感じて
「俺たち、友だちだよ」と握手を2回かわしました。涙涙の友情です。






あと、メールはやっぱ寝起きに返信をしちゃいけない。
なんだあれは。あんなこと言ってくれた人にあれはねぇよ。

ち、ちくしょう 今さらになって恥ずかしくなってきた…
うわぁぁあ自分恥ずかしい人だーっ!!




うぅ…申しわけ。
でも、うれしかった。ありがとねヾ(≧▽≦*)